John Owen-Jonesコンサートinロンドン Music of the Night に行ってきた!②
こんにちは、Beeです!
前回に引き続き、John Owen-Jonesさんのコンサート「Music of the Night」の備忘を記します。
休憩後からスタートです!
〈目次〉
【内容】
Feeling Good (by Nina Simone)
休憩終了後、前置きなしに始まりました!
Jazzy?なメロディーが素敵。JOJさん、かなり色気のある歌い方をしていました。
あんまりそういうイメージはないので新鮮でかっこいい。
まああれだけ歌が上手ければそりゃなんでも歌えますよね…
残念ながらJOJさんの公式な音源はなかったので、オリジナルバージョンを。
Thunderball
Feeling Goodのあと、立て続けにこの曲でした。
やっぱりイギリス人は007が好きなんでしょうか?だいぶ盛り上がっていました。
Proud Lady ー『the Baker's WIfe』
この曲を聴くと、JOJさんって、自分に合う選曲をしているよなあ…と上から目線で思ってしまいます。
そのくらい、JOJさんの歌声の破壊力がぴったりなこの曲。好きです。
歌いだす前に、なぜか客席は上手側の「チームA」と下手側の「チーム2」(Bじゃなく?!)に分けられ、JOJさんのありえないキーの歌声を真似して歌わされました。
(チーム2にはすごくよく響く女声が混ざっており、JOJさんも「プロがいるぞ!」と驚きの表情)
この曲を歌う前には、
「『the Great British Bake Off』観た?馬鹿げてるって思う?」
との問いかけが。
JOJさんが出演されていた2022年夏の新作ミュージカルのことです。(私は渡英間に合わず…)
ブリティッシュベイクオフといえば、BBCの人気番組(焼き菓子コンテスト)ですが、これがミュージカル化される、かつJOJさんが出演されると聞いたときは確かに「ええええっ?!」とはなりましたが。
「いや最高でしょ、ベイクオフ。こんなのファントムなんかより全然最高だから」
その一言が本心を表していますよ…
そこでベイクオフの曲を歌うのかと思いきや、「Baker」に繋げたかっただけのよう。
せっかくなので、ベイクオフで楽しそうなJOJさんも貼っておきます。
JOJさんが焼くケーキ、おいしそう。
I’d Rather Be Sailing ー『A New Brain』
こちらも私が大好きな曲です。眠れない夜に聞きたい1曲。
(余談ですが、Norm Lewisさんのバージョンも大好き)
途中コーラスが入る曲で、CDではJOJさんが一人二役歌われていますが、
「John(指揮&ピアノのJohn Quirkさん)にやってもらってもいい?ゲストはいるけどさ、余計にギャラ払いたくないんだもん」
またもやお金の話…(笑)
Unusual Way ー『Nine』
映画版『Nine』ではニコール・キッドマンが歌っていた曲ですね。
イタリアの映画監督、フェデリコ・フェリーニの自伝的映画『8 1/2』のミュージカル版ですが、
「『8 1/2』って映画知ってる?僕は観たことないけどね」
じゃあ言わなくていいのにね…(笑)
2020年には日本でも城田優さん主演で上演されましたが、私は個人的に映画があまり好きではなく…。とはいえ、4starsでシエラ・ボーゲスさんが歌われていたのがすごく印象に残っているので、シエラ版をどうぞ。(笑)
「本当は女性の歌だけど、まあいいよね。今日のデニム、パツパツだし」
スキニーではありましたが。
「この曲はピアノとチェロだけで歌おうと思います。なんかその方がいいかなって思って。あなた方の意見はどうでもいいです」
ふざけ倒していましたが、JOJ版、非常に素敵でした。
Tell My Father ー『Civil War』
「次はあの素晴らしいミュージカルの曲です!…『Civil War』」
肩をすくめる仕草が、明らかに「全然素晴らしくない」と言っていました。
私もJOJさんがよく歌っていらっしゃるこの曲しか知らなかったのですが、調べてみると、確かにあまり評判のいい作品ではなかったみたいです…。
アメリカの南北戦争に出征した兵士が戦地から父親に向けて歌う曲です。
JOJさんはこの曲の時だけ丸椅子に腰かけ、もの悲しく歌い上げていました。
曲中、スポットライトがJOJさんに当たらず、誰もいない舞台中央を照らす、というハプニングも。
徐々にJOJさんの方にずれていき最後にはしっかり当たっていましたが、歌唱後、JOJさんも頭上を見上げてニヤリ。
I Dreamed A Dream ー『レミゼラブル』
Bring Him Home ー『レミゼラブル』
「さあ、いよいよレミゼです!」
と自ら盛り上げた直後、
「あのね、このあと一回捌けるけど、別にそれで終わりじゃないからね。一回捌けたら戻ってきて、そこでやっとMusic of the Nightだからね。覚えておいて」
まさかの段取り事前説明。
「あと、今までツアーしてきたどこの都市でも、みんな漏れなくスタオベだったからよろしく。だってずっと座ってて疲れてるでしょ?いい?他の都市は漏れなくみんなスタオベだよ?まあ別に、一応言っておいただけだけどね」
まさかのスタオベ強要。
そんなこと言われなくたって自然に立ち上がってしまうくらい、やはりJOJさん×レミゼは最強でした。
女性であるファンティーヌが歌うI Dreamed A Dreamは男性目線に変えて歌うパターン。
十八番のBring Him Homeは高音が美しい!
前半はエネルギッシュなナンバーが続いていただけに、ラストに繊細な曲を披露されると普段以上にグッときてしまいました。堪能。
歌唱後は、宣言通り一度捌けていくJOJさん。鳴りやまぬ拍手に満足げ。
Music of the Night ー『オペラ座の怪人』
よくもまああれだけのゲストをここまで待たせておいたものです。(余計なギャラを払いたくないから?(笑))
アンコールにしてようやくゲストが呼ばれ、ついにファントム5人が勢ぞろいです!
今回のゲストは、前半に一度登場されたアール・カーペンターさんに加え、
ジーザス・クライスト・スーパースターのアリーナツアー版DVDで有名!日本にもよくいらしています!
『レント』のロジャーや『レミゼ』のマリウス、そしてファントムと幅広い役柄でご活躍!なんとバレエ団のスカラシップを断ったという目玉が飛び出るような経歴も。
『オペラ座の怪人』ラウルや『キャッツ』ガスなど!ファントムは2千回以上演じられているとか!
参考:The evil ones are fun – Interview with Scott Davies – Maybe Musical
今回のコンサート後のJOJさんの投稿より。左からベンさん・アールさん・JOJさん・スコットさん・ティムさん。楽しそう!
「5人ファントムってやばくない?ファントムを演じた役者はみんな兄弟みたいに感じるんだよね」
と嬉しそうなJOJさん。
「はい。みんなシワシワでくたびれてます」
JOJさんが最後の最後までふざけ倒している間に(好き)、Tell My Father後にJOJさんが置き散らかした椅子をそっと脇に片づけるアールさん。(好き)
JOJさんの暴言はさておき…ファントム5人のMusic of the Nightは迫力がとんでもなかったです!
だって5人ですよ!今まで生ではマックス3人しか観たことがなかった(はず)ので、全員で歌ったときには空気が割れるかと思いました。鳥肌!
もちろんお一人お一人の歌唱も素晴らしかったです。ティムさんとスコットさんの生歌唱はここまで観たことがなかったので、余計にその声の膨らみに感動しました。
欲を言えば一人ずつ丸々1曲歌って欲しかったくらい…
残念ながら全員分の公式音源は見つからなかったのでここにはリンクは貼らないでおきますね…
Delilah (by Tom Jones)
JOJさんのコンサートではお馴染みのこの曲がコンサートのラストを飾りました。
JOJさんと同郷、ウェールズの歌手Tom Jonesの歌だそうで、JOJさんの公式Youtubeチャンネルでは、ウェールズオーケストラとコラボした上の動画が公開されています。
客席も大盛り上がりで、楽しい時間はあっという間に終わりました…!
【ステージドア】
恒例のステージドア。
思いがけず列の先頭に立ってしまった私。
ファントム5名とセルフィー&サインが実現しました…!!!
JOJさんのサインはもともとプログラムにあったのですが、
「もう一個書いちゃう?」と上機嫌で書き足してくれました。
ひとつ失敗談。
ステージドアに行くと、キャストの皆さん大抵ペンを持っていらっしゃるので油断していたのですが、今回はゲストの方々はペン無しだったのです!
私は細いボールペンしか持っておらず、ファントムズだけでなく他のお客さんにも大爆笑されました(笑)
「誰か貸してあげて~!」と言って下さる優しいファントムズ。
ですが、スコットさんの周りでだけペンを持っている方が見当たらず、「見えるかなあ?」と笑いながら極細ペンでサインしてくれました…(OWENのOあたり…)
ですので、一応ステージドアにはペンを持参することをおすすめします!
私も買います…!プログラムが黒っぽいことが多いので、銀や金があると良さそう!
調子に乗ってセルフィーも載せます!
【おわりに】
だらだらとした記録にはなってしまいましたが、JOJさんの魅力が伝わっていれば幸いです!(そしてチケットがもっと売れればJOJさんも喜んでくれることでしょう)
最後に、JOJさんがコロナ禍に自宅で歌われた動画をご紹介して終わります。
「この歌を歌うにはマスクが必要だから…」とのことです(笑)
ツッコミどころがあるので、ぜひ最後までご覧ください!(笑)
あ、もちろん、歌声も堪能してくださいね!