West End Live
こんにちは、Beeです!
昨年に引き続きWest End Liveに行ってきました!
来年の自分への備忘のためにも記録を残します。
また、もし来年日本から行ってみたいな~という方がいらしたら、参考になれば嬉しいです!
https://th.bing.com/th/id/OIP.R5gYS6M07FQwkZY8pnsZ6QHaE8?rs=1&pid=ImgDetMain
〈目次〉
【はじめに】
六月と言えば、West End Live の季節!
ミュージカルファンなら毎年チェックしておきたいこのイベント、私も昨年初めて参加し、今年で二回目となりました。
まだあまり聞いたことがないよ、という方のために一応概要をまとめておくと、
West End Liveとは…
トラファルガースクエアにて毎年開催されるイベント。
ロンドンの劇場地区、ウェストエンドで上演されているミュージカルのほぼ全演目プロダクションが一同に会し、パフォーマンスを披露する、二日間。いうなれば
ミュージカルの野外フェス!!
好きな作品の好きなシーンを見られることもあれば、まだ見たことのない新作の一部を見て次の観劇予定の参考にしたりできる、最高のイベントです。
ただオムニバス形式のコンサートを観に行くのとは違って、一緒に大声で歌ったり踊ったりできるのが魅力です。
ロンドンに旅行したら観劇三昧したいけど日程には限りがあるし…という方にもおすすめ。
6月のロンドンは晴れの日が多く過ごしやすいので雰囲気も最高。
しかも、参加は無料です!
地域がバックアップしているこの豪華なイベント。
劇場が一つの地区に集まり、文化芸術の発信地として、また有名な観光地として大きな影響力を持っているからこそ実現するんですね。
ちなみにこのイベント、毎年YouTubeにて映像が配信されています!
年ごとにプレイリストを作ってくれているので見やすい。
2025年の『My Neighbour Totoro (となりのトトロ)』のパフォーマンス映像をピックアップしてみました~
現地に行かなくても公式の綺麗な映像が見られるのはありがたい。
とはいえ、やっぱりライブは特別な良さがあるのですよね!
だからやっぱり来年以降も参加したい!参加してほしい!
ということで、体験をもとにした情報をまとめていきます!
【スケジュール確認】
まずは毎年の開催日程を確認するのは必須ですね。
今年、2025年のウェストエンドライブは
6月21日(土)AM11:00~PM5:00
6月22日(日)PM12:00~PM5:00
の2日間!
場所は例年通り、ロンドンのど真ん中、トラファルガースクエアです。
イベントの公式ホームページはこちら。
情報収集のおすすめは公式SNSをフォローしておくこと。
公式X:
West End LIVE(@WestEndLIVE)さん / X
公式インスタグラム:
West End LIVE(@westendlive) • Instagram写真と動画
例年だいたい1月か2月ごろに開催日程が発表されます。基本的には夏至近くの土日になるので、早めに旅行の計画を立てたい方はその辺りを狙ってみてくださいね。
二日間のイベントなので、演目やゲストがどちらの日付の何時ごろに登場するかの詳細なスケジュールもあります。
そちらは毎年イベントの一週間前ごろに発表されます。
【時間】
さて、今年は11時からスタートした本ライブ。開場は10:30とアナウンスされていましたが(毎年サイトのご確認を)、一体何時頃に現地に到着すべきなのか。
昨年は、「みんなそんなに並ばないでしょ」「日本人の行列への耐性はすごいんだぞ」とやや舐めた態度で開場30分前に到着したのですが…

既に上の赤丸の場所まで行列ができておりすぐには入場できませんでした…
なお、入口は毎年地図のピン地点(カナダ大使館前)になりますが、こちらも一応サイトでご確認を。
さあ、そんな反省を生かして今年は開場一時間前の9:30に到着しようと意気込んでむかったのですが…
なんと。
ご覧ください、9:30時点での行列を。

これね、ほんとにざっと1.5キロくらい。
列を辿りながら、うそでしょ、うそでしょ、ってもはや爆笑してました…
期せずして劇場の前をたくさん通り、もはや劇場地区ツアー状態(笑)。
ちなみに私の後にもどんどん列は伸びていました。最終的にどこまで伸びたのかは不明。
わからなかったら、劇場グッズを身に着けている人が並ぶ列を見つけて、「これ何の列?」と聞いてみれば間違いないと思います(私も三回くらい聞かれた)。
オレンジ色のベストを着た誘導の方もちらほいましたよ。
この体験と、列に並んでいる間に聞いた噂話によれば、前の方の人は朝6時頃から並んでいたらしいです。
どうしても前の方の列で観たい方はそのくらいを狙っていくといいかもしれません。
スクエアが満員になると一旦入場はストップしてしまいます。

結局私は3時間並んで12:45頃にようやく入場できました…
それも、観たかった演目の一つ、ハミルトンから。
30℃あったこの日。暑くて疲れたけど途中からでも入れてよかったです(泣)
しかも、遅れたおかげで並んでいる最中に会場入りするレミゼラブル御一行様に会えました!!

ケイシーさんのI Dreamed a Dreamのパフォーマンスはこちら。あの、正直な話、昨日聞いた中で生歌唱の迫力抜けてました。`⇓⇓⇓
https://www.youtube.com/watch?v=ocCf0sFPudA


皆さんおおむねフレンドリーに手を振ってくれました。
お互い行列で、「れーつにーはいーれよー」って歌いたくなった。日本語で歌っても誰も反応してくれないでしょう。
結論、一番遅くて何時ごろに着けば開始時間から観られたのかはわかりませんが、おそらく8時くらいがギリギリのラインかと。ご参考までに。
とはいえ、人気演目が一つ終わるたびに人は動きます。いつかは入れるはずです。
しかし去年に比べてこの差は一体なんだったのか…?
列に並んでいる間に周りの人と話した結果出た推測は以下の二つ。
実際、並んでいるときに若い男の子三人組に何の列かと聞かれて、ウエストエンドライブだよ、と答えると、
「え、もしかして彼女が歌うの?!」
彼女って誰やねん、と私と後ろの女の子(ケンブリッジからわざわざやって来たらしい)でほぼ同時に聞き返したところ、
「あの子あの子!白雪姫の!」
と大興奮だったので、世間一般の注目はそこだったのかな?と。
いくら映画で有名とはいえ、一人の有名人でそこまで変わるかな?と疑っていたのですが、エビータが終わったあたりから列が大きく動いて中に入れたのでやっぱりそうだったのかも。
となると来年の待ち時間がどうなってくるのか全く予測はつきませんが、SNSが原因なら今後同じようになると思っておいていいのかもしれませんね。
【注意点・アドバイス】
以上を踏まえて、私から個人的な注意点とアドバイス。
①暑さ対策は万全に
- 日焼け対策をしっかりと。ヨーロッパの、しかも夏至近くの紫外線はとんでもないです。日本より眩しく感じるのでサングラスも必須。
- 水分対策もしっかりと。湿気がないとはいえロンドンも近年30℃越えです。
②持っていくといいもの
- 長く並ぶつもりの方はピクニックシートや折り畳み椅子があると便利。
- ヒマつぶし道具。
- 暑くてもダメにならない食べ物。
最初の方に並んでいた人たちはみんなピクニックシートでトランプをしていました。
会場内に飲み物、アイスを販売するワゴンはありますが、一度退場してしまうとまた同じポジションに戻ることはできないので、一日中参加したい方は食べ物も用意したらいいと思います。
③絶対に二人以上で行った方がいい
その方が楽しいというのももちろんですが、列に並んでいる間に片方が買い物に行ったりお手洗いに行ったりできるからです。
行列をいち早く見つけた道沿いのコリアンスーパーでは外でアイスを売り出していましたが、二人いればちょっと遠くのお店にジェラートを買いに行ったりもできます。(笑)
お手洗いに行く時も同様。
話は逸れますが、ロンドンを旅行中にお手洗いに困ったらどこに行けばいいか。
日本なら最悪コンビニがありますが、ヨーロッパ旅行では定番の困りごとですよね。
デパートや無料のミュージアムが近くにあればいいけどそんなに多くあるわけでもないし。
ロンドンでは正解があります。
それは、パブです。
人が多いしみんな酔っぱらっているので誰も気にしていません。店員さんもほどんどカウンターの外には出てこないし。パブはコンビニ並みにそこら中にあるので、ぜひ覚えておいてくださいね。
【おまけ:気づいたこと】
YouTubeの映像からはわからない客席の熱量を体感して気づいたことは、
特に盛り上がる演目は毎年同じということ(笑)。
比較的新しいけど爆発的人気:ハミルトン、Six
みんな歌えるに決まってる特別部門:マンマミーア
みんながあまり馴染みのない演目は露骨に開場のボルテージが下がります(笑)
この5演目に関しては、毎年若干選曲は変わったとしても圧倒的盛り上がりを見せます。
とはいえ音楽がフェス向きではないオペラ座の怪人なんかは、始まった時と歌唱中にテンションの差が見られるのがまた少し面白い。スマホ見ている人もちらほら。
おそらくなのですが、観客は必ずしも「観劇強火オタク」なわけではなく、無料で舞台が見られるから来ている、っぽいです。
だから有名な曲じゃないと微妙にしらけている…
また、あくまでフェスであって舞台ではないので、ゆっくり落ち着いてパフォーマンスを観たい訳ではなく、動きたい人が多そう。
そんなわけで、マンマミーアの盛り上がりはやっぱり段違い!
ABBAの曲はイギリス人にとって国歌レベルなんじゃないかと思うくらいみんな歌えるからです。(笑)
そしてSixは女の子たちの盛り上がりがちょっと異常。ガールズグループのライブみたいな感覚なのかな?
一方で、観劇ファンには嬉しい、意外性のある選曲をしてくる演目も若干静かになるのがちょっと悲しい(笑)
今年明らかに選曲ミスったのはBook of Mormonかなぁ。演目は大人気だし、Baptize Meは劇中では大爆笑のシーンだけど、ストーリーの背景がわからないと確かに面白くないので割としんとしてて淋しい気持ちになった…。
当日出演できるキャストが少ない、とかの都合もあるのかもしれないですね。
【まとめ】
そんなこんなで、毎年反省があるWest End Live。
個人的に絶対に観たいと思っていた演目が半分くらいみられなかったのは残念でした…。
6月に上演が始まったばかりの新作ヘラクレスや、以前日本でエビータを演じていたエマさんのエルファバが見られなかったのはショック。(ラミンさんがチェだったあの伝説の。エマさんのパワフルさすごくて、ラミンチェえぐすぎて、あれに通い詰めた話はまたどこかで(笑))
とはいえ、大大大好きな演目はだいたい観られたのでよしとします。反省を生かして来年また臨みます!
あ、補足ですが、遠くても良いならスクエアの外から身を乗り出して観ている人もいるのてありかもです。通行人の邪魔になるので長居はできないかもですが。
ロンドンで映画『Wicked』鑑賞(2024年12月13日)感想(※ネタバレあり)

こんにちは、Beeです!
イギリスではすでに上映中、映画版Wickedを鑑賞してきました!
覚書記事にはなりますが、記憶の新しいうちに思ったことをまとめておきます。
日本では2025年3月公開ということでかなり時差がありますね…。
事前に断っておきますが、ネタバレ含みます。
映画を観るまで知らないでおきたい方には、一言だけ…
すっごくよかったよ…!!!
とお伝えしておきます!
ネタバレ見たくない方はここまででそっとページを閉じてください(笑)
もう一点、私はミュージカルオタクですが実はこれまでウィキッドに特別愛着を持ってはいませんでした。
そんな私の率直な感想は、
ウィキッドの見方変わった…!!!
でした。
私と同じような状況にあった方には声を大にして伝えたい。スクリーンで観た方がいいぞ!
そしてもう一度劇団四季バージョン、ウェストエンドバージョンが観たくなりました。
では、以下ネタバレ含みます。
〈目次〉
【良かったところ】
・細部の掘り方。エルファバの幼少期からわかる彼女の行動の説得力、昔はもっと動物がリスペクトされ共存していたことがわかるディテールなど
・エルファバとグリンダの小競り合いが映像なのでわかりやすい&長い
・表情が細かいので二人がお互いへの印象を変えていく超微妙な心情の変化がわかりやすい
・からのパーティーでのダンスシーン、エルファバとグリンダの友情が芽生える瞬間!二人の表情が最高。美しすぎるシーン。
・part1で2時間40分、長く感じない
・戦いの壮大さがわかる
・アリアナグリンダ、可愛いと嫌な奴と天然さのバランスが最高で、役者によってどの方向にも捉えうる難しい本キャラクターの正解感!
・シンシアさんえぐいえぐい歌やばい
・シンシアさん演技の細かさ最高
・シンシアエルフィもアリアナグリンダも小柄なので、二人が手をつないで走ってるのとか予想以上に超かわいい。学生。ニコイチ学生でしかない。
・フィエロが男性にもモテるところ。多様性アピールともとれるけど、私には、フィエロがただのイケメン枠じゃなくて、今後運命に立ち向かっていくスター性を持った特殊人物に映ったのがよかった
・サプライズカメオ出演
・ネッサ&ボック、歌も演技もめちゃいい、part 2楽しみ!
ボックを演じるイーサン・スレーターさんはブロードウェイのスポンジボブです!
【個人的にイマイチだったところ】
・時々謎のリズミカルすぎる楽曲アレンジ
・に、合わせた振付
・最初は動物のCG受け入れづらかった
・ので、デンルモント教授があまりにもヤギでびっくりした(笑)
・曲が盛り上がる直前で無音映像を追加しないで、、作品背景は深まるけど音楽を聴いた時の「くるぞくるぞ…!」がズッコケる時が何度か
【終わりに】
覚え書きなので短めで失礼します。
最初にも言いましたが私はもともとウィキッドが特別好きなわけではなかったので、だからこそわかったこと、そもそも解釈が甘くてわかっていなかったことがたくさんあると思います。
あまり映画に期待していない方にはオススメしますし、ウィキッドガチ勢の方の意見・感想にも興味津々です!
そしてpart 2の公開が楽しみですね!
もしまた時間があって丁寧にまとめられたらまとめます!
最後に私の大好きなシンシアさんのI'm Hereを貼らせてください!
7:40~どうぞ!(その前も素敵です)
ロンドンでミュージカル『the Book of Mormon』観劇(2024年9月9日)感想

こんにちは、Beeです!
気が付けば渡英から早2年… 当初思っていた程頻繁に観劇はできていませんが(なにしろ物価が高いもので)、三日坊主を危惧したブログも細々と書けているので、私のイギリス生活良しとします!(笑)
今回観劇してきたのは、
the Book of Mormon !!
なにしろ大人気だし、一部楽曲を見聞きする限り面白そうだし、ずーっと気になってはいたんですよ。
でも、ばっちばちのコメディだし日本人には難しいよ、と聞いていたので実はちょっと臆病になって避けていました。なのでようやく!
結論、
観てよかった
けど
こりゃ、すぐ観なくて正解だった…
正直なんとも複雑な気持ち…!
今回の内容は率直な感想と、本作の魅力と、注意喚起です…
〈目次〉
【作品について】
本作は2011年にブロードウェイで初演を迎えたコメディミュージカル。
タイトルの通り、実在する宗教「モルモン教」を主題にした作品です。
簡単なあらすじは以下の通り。
トレーニングを終え、晴れて宣教師となった優等生のプライス。二年間の布教活動のため、若い宣教師たちは世界各地へ派遣されます。
やる気満々、憧れの地であるフロリダ・オーランドへの赴任を期待しますが(ディズニーワールドがあるから)、告げられた行き先はアフリカのウガンダ。しかも、陽気だけど大ウソつきなカニンガムとペアにされてしまいます。
それでも、家族や教団の期待を背負い意気揚々と旅立つプライス。そしてそんなプライスと親友になったと思い、大喜びのカニンガム。
ところが二人を待っていたのは、まるでモルモン教になど興味のないウガンダの村人たち。しかも、村は残虐な武装集団に支配されていたのでした…。
文化の違いや危険を乗り越えて、二人は村人を勧誘することはできるのか?!
ちなみに日本語のウィキペディアがありますが、若干わかりづらい箇所が多いのでご注意ください。(たとえば、プライスとカニンガムは「長老」となっていますが彼らは若いです。モルモン教における「elder」という役職を「長老」というらしい。)
ですから詳細なあらすじを書こうかとも思ったのですが、
ちょっと。
あまりに過激な内容に触れざるを得なくなりそうで臆病になったので、控えさせていただきます…。
ご興味のある方は、日本語版ウィキペディアか、詳細な英語版ウィキペディアをご覧ください…。
そう、つまり、コメディなのですが、あまりに過激なのです…。
感想はこの後に記しますが、想像以上の内容に私はかなり重めのカルチャーショックを受けました(笑)
ただし、楽曲はアップテンポで楽しく、キャッチ―なものばかりです!
冒頭の「Hello」。あらゆる家のインターホンを押してモルモン教の布教に行く訓練をする若者たち。愉快で音楽的にも視覚的にも面白い。
『Mostly Me』。一緒に頑張るんだ!と言いつつも、「基本俺が、だけどね!!」と意気込む傲慢なプライスと、そんなプライスとコンビになれたことが嬉しすぎるカニンガムのキャラクターが際立つ、可愛くて面白い楽曲。
ブロードウェイ初演のアンドリューレイノルズによる『I Believe』。すごい。
信心のあまり、丸腰で残虐な将軍に布教しに行く場面。難曲かつ、ミュージカルの王道ビッグナンバーらしいパフォーマンスと、それを冷めた目線を送る将軍の対比が面白い。敬虔な宗教信者とミュージカルの世界の幸福感は似ている?
そう、そして、この映像を見て頂ければ、ミュージカルファンの方はわかるはず。
この作品の特徴は、センシティブなコメディという点に加え、数々のミュージカル作品へのオマージュを含んでいる点です!
『Mostly Me』は、ウィキッド。(二人組・自分の力を信じる、と言えば!)
『I Believe』の歌い出しは、サウンドオブミュージック。(怖くて自信がない➡自信漲る!と言えば)
他にも、ライオンキングやアニーなど、掘れば掘るほど出てくるはず。(私もきっと全部は気づけていない)
ここまで来れば、どうして本作がユニークなのかはわかって頂けますよね?
そうなんですよ、非常に面白いんです!
ただね…
どうしてもね… (笑)
ちょっと私まだ消化しきれていないですね…(笑)
続きます。
【劇場について】
上演されているのは、Prince of Wales Theatre。レスタースクエア駅近く、中心地の中でもド中心に位置する劇場です。


私は二階席の最後列から観ましたが、内装は新しく、段差が大きいのでとっても見やすい!かなりお得でした!



【感想】
さて、散々引き延ばしてきましたが、感想。
いやー。
個人的には、正直消化できない笑いでしたね…。
思わず笑ってしまう場面ももちろん多かったし、歌とダンス、演技など、ショーとしてのトータルクオリティはめちゃめちゃ高い!
ただ、あまりの下品さと、大笑いの客席に、日本人の私はかなりわかりやすく引いてしまった(笑)
放送禁止用語のオンパレード、宗教ネタ、下ネタ、人種ネタ、LGBTQネタ…と、日本では話題になりにくい内容をとんでもない勢いで畳みかけてくるのですよ。
イギリス人は、アメリカのことをバカにできて更に面白いのかも(苦笑)
センシティブすぎて笑っていいのかもよくわからない。
お金と知識だけどこからか身に着けてきた小学生男子の妄想みたいな話です(笑)
スタンドアップコメディを観たときも、西洋人の友人と日本人との間で埋まらない溝を感じたのですが、それの数百倍もっと激しい版。
こういった問題って、海外の方が意識高くて真剣に取り合っているのかと思いきや、意外と世間の人たちは鬱屈としているのかなぁ?
その辺がどうしてもよくわからないんですよね…。
少なくともこの作品に関して言えば、これらのトピック(ミュージカルそのもの含む)を皮肉っているのはわかるんですが、それをもって観客に何かを訴えかけたり、考えさせようという意図は全く見られないのも不思議。
たぶん、難しく解釈したりせず、ただただ爆笑して観るのが正解なんだろうなぁ…という気がしています。
だいたいさぁ…なんで架空の宗教じゃだめだったのかなぁ…?(苦笑)
エンディングとしては、みんなが最高に幸せになるし、宗教にしろアフリカ人にしろ、誰のことも傷つけない爽快さはあるのがすごいところ。
こんなに拒否反応を示した私でさえ、いくつかの場面でどうしても笑ってしまったのもすごいところ。
個人的には、ライオンキングの『ハクナマタタ』をオマージュした『Hasa Diga Eebowai』(メロディは『早く王様になりたい』風)は明るくて、村人の雑さ最高、とテンション上がりました。
どうしようもないことが起こっても、ま、仕方ないね、という意味の言葉らしい。
(直訳は、「F**k you, god」。意味を知ったプライスは真っ青。)
ただし内容はやっぱり超下品なので大音量で流すのは要注意。
今Spotifyのリンクを貼ろうとしたら、やっぱり禁止されてるっぽいですね…
代わりにYoutubeのリンクを貼っておきます。歌詞がついているので、気になる方はどうぞ。↓↓
というか、過激な曲は全部Spotifyで聞けないようになってますね…
ウケる…
あとは、カニンガムが村人たちに、聖書の内容をでたらめに説明するところ。
スタートレックの元ネタがわからなくて個人的にはイマイチついていけなかったです。
スタートレック、スターウォーズ、ロードオブザリング、あたりに詳しい方は面白いかも。
そして、そんなでたらめの話を信じた村人が作った聖劇も、とにっかく下品の極みなのですが、笑ってしまった。
聖書では、設立者ジョセフ・スミスが見つけた黄金の板(Golden Plate)を人目につかないようにしなければならなかったという話があるらしのですが、
黄金のお皿(Golden Plate)を持って歌い踊る村人たちの陽気さには思わず吹き出してしまった…
こちらもYoutubeのリンクを貼ります。こちらも自己責任でお願いします。↓↓
でもねぇ…
いやぁ…
あとから気付いてみたら、劇場内も、
子供ゼロ
家族連れゼロ
そりゃ当然だわ、という。
でも、街中でもどこでも、「最高のコメディ!!」みたいな宣伝ばっかりだから、間違えて来ちゃう人とかいないのかな、と心配になった。
開幕当初はそうだったのかもしれないですけどね…
基本周りは、カップルか、きゅるきゅるとした男性カップルが多かったですね。それか、女友達。
ウェストエンドの人気演目に必ずいる、観劇ガチ勢のアジア人女性一人、とかも見かけなかったですね。
ですので、日本人の皆さん要注意でっす。
行くなら、一緒に行く人選んでください。
これは日本では上演できないだろうし、仮にめちゃめちゃマイルドにしてしまったらしてしまったで、この作品らしさが失われてつまらないだろうな…
うん、合わないと思います。日本人には、合わない。(笑)
【最後に】
後から調べたのですが、モルモン教の方々は、宗教の宣伝になるからという理由で容認しているらしいですね…
ただ、面白かった、素晴らしいミュージカルだったし、楽しめないのは私が文化を理解していないせいだというのはわかるのですが、
やっぱり、
「なんでこの内容でミュージカル作ろうと思ったよ…」
と思ってしまいました…
ちなみに、一部からはもちろん批判も出ているようですね。
なんだか、ミュージカルと、こういう類の大騒ぎが混ざるのは個人的には好きじゃないかな…思います。
でも、本当にやっと観に行ってよかった。ほんといい経験でした!学び!
そしてあらためて注意喚起です。
観に行きたいと思っていた方、よくよく考えてからの方がいいですよ(笑)
こういう類の海外の笑いが好きな人にはオススメします!
あと繰り返しになりますが歌もダンスも最高です!
消化しきれていないかつ、この作品を考察するのは正解じゃない気がするので、だらだらと書きました!
では!
ロンドンで上演中ミュージカル『Back to the Future』まとめ 後半

こんにちは、Beeです!
ロンドンで観劇したミュージカル『Back to the Future』まとめ、後半です!
前半の記事はこちらです!
〈目次〉
- 【あらすじ(第二幕)】
- [21st Century (21世紀)]
- [Put Your Mind to It (本気を出せ)]
- [For the Dreamers (夢見る者へ)]
- [Teach Him a Lesson (奴に思い知らせてやれ)]
- [The Letter / Only a Matter of Time (Reprise) (手紙/ただ時間の問題だ(リプライズ))]
- [Deep Divin' (深く潜って)]
- [Earth Angel (Will You Be Mine) (地上の天使(私のものになって))]
- [Johnny B. Goode (ジョニービーグッド)]
- [The Clocktower / For the Dreamers (Reprise) (時計台/夢見る者へ)]
- [The Power of Love (パワーオブラブ)]
- [Doc Returns / Finale (ドクの帰還/フィナーレ)]
- [Back in Time (過去に戻る)]
- 【キャストについて(2023年~2024年6月時点)】
- 【おわりに】
【あらすじ(第二幕)】
[21st Century (21世紀)]
二幕の始まりは、ドクの夢の中。
1955年のドク、自らのタイムマシン開発が現実味を帯びてきたことで半ば興奮状態なのでしょうか。1985年も飛び越して、21世紀の夢を見ます。
1985年から更に先の未来、だけどそれは観客の生きている「今」。1955年と1985年という二点だけでなく、観ている私たちが時間軸という線でつながるような発想に、個人的にちょっと感動しました。
映画じゃなくて舞台だからできる、物語の世界と観客の世界が混じる感覚っていうんですかね。今更この有名映画を舞台化することの価値が生まれるというか。
個人的な感想はさておき、こちらはドクとダンサーたちがエレクトリックに歌い踊る、かっこいいけどどこか面白いナンバーです。
ちょっとディズニーランドのパレードっぽい曲ですね(笑)
[Put Your Mind to It (本気を出せ)]
個人的に今のところ一番好きなナンバー。
高校のダンスパーティーでロレインと踊るよう、ジョージを説得するマーティー。
しかしどこまでも弱気な彼に、マーティーはダンスやデートの極意を教えようとします。
何がいいって、途中から「ただただ二人でいるのが楽しい!」という雰囲気になってくるところですね。
最後にマーティーがジョージにしがみつくようにハグするのもなんだか泣けてくる。
映画よりもさらに、父子の絆が深まる様子がわかるのがいい。
そしてジョージの針金のようなダンスが癖になる(笑)
Put Your Mind to Itという台詞も、ドクやマーティー、ゴールディーと様々なキャラクターから随所で発せられるキーワードです。
こちら、私が大好きなパフォーマンス映像。
[For the Dreamers (夢見る者へ)]
マーティーを未来へ帰す計画がいよいよ形になってきました。
ドクはラボの壁に飾った憧れの偉大な科学者たちの写真を眺め、思いを馳せます。
犬のアインシュタインは舞台には登場しませんが、ここでアインシュタインの写真を持ってくる細やかさ。オタクが作っている。
「どんな偉大な発明家も、人知れず努力をしてきた」
ドクにも大きな夢があったことがわかる一曲です。
マーティー、ジョージ、ドク、ゴールディーの四人の夢に言及することで、映画が深化してますね!
ちなみに一幕、タイムマシーン完成時にマーティーに録画をさせる際にも、ドクは「すべてのDreamerに告ぐ」という趣旨の発言をしています。
劇場では最後の高音でなぜか笑いが起きますが、日本人には受け狙いなのか何なのかよくわからない(笑)日本版ではきっとそうはならないでしょうね。
[Teach Him a Lesson (奴に思い知らせてやれ)]
一方で、マーティーが高校のパーティーに参加することを知ったビフと仲間(子分)達は、どうやってマーティーを懲らしめるかの作戦を立てます。
[The Letter / Only a Matter of Time (Reprise) (手紙/ただ時間の問題だ(リプライズ))]
ダンスパーティーおよび未来へ帰る作戦実行の夜。
マーティーはドクに、彼が放射能に汚染されてしまうことを伝えようとしますが、ドクは「運命を変えてはならない」と聞く耳を持ちません。
ドクの命を守るため、仕方なくマーティーは彼に手紙を書きます。
そして、帰るべき未来やジェニファーを思い、今晩の作戦に向けて心の準備をします。
[Deep Divin' (深く潜って)]
高校のダンスパーティー。
招かれたバンドがこの曲を演奏しています。
ちなみにバンドのボーカル、マーヴィン役はゴールディー役と同一人物。ほんと、大事なポジションです!
[Earth Angel (Will You Be Mine) (地上の天使(私のものになって))]
ジョージがマーティーからロレインを奪う、という計画だったはずが、思わぬところでビフが乱入。
マーティーはゴミ箱に閉じ込められてしまいます。
大ピンチのジョージ。
しかし、マーティーに出会って勇気づけられたジョージは、ついにビフからロレインを救うことに成功。めでたし。ロレインも急にジョージに夢中に(笑)
マーティーは通りかかったバンドメンバーに助けてもらいますが、その時にボーカルのマーヴィンが指をケガしてしまい、代わりにマーティーが急遽ギターを弾くことに。
マーティーのボーカルをバックに、ジョージとロレインが踊ります。
よかったねぇ…。
[Johnny B. Goode (ジョニービーグッド)]
めでたく両親が結ばれ、バンドのサポートも大成功。
調子に乗った、マーティーがこの曲を弾き狂うシーンも映画では有名ですね。
盛り上がります。
こちらは2022年オリヴィエ賞でのパフォーマンス。
「Only a Matter of Time」に始まり、「Deep Divin'」「Johnny B. Goode」と続きます!
[The Clocktower / For the Dreamers (Reprise) (時計台/夢見る者へ)]
計画通り時計台に落ちる雷の電力を利用して未来へ帰るはずが、ここで思わぬアクシデントが…!
しかも、ドクはマーティーがせっかく書いた手紙を破いて捨ててしまいます…。
緊迫のシーンですが、再現度がすごい!
そしてそんな中にもドクの言動にユーモアが散りばめられているので、お楽しみに(笑)
※以下からネタバレ注意です!演出については触れていませんが、映画と若干異なる結末までは知りたくないという方は【キャストまとめ】までスキップしてください!
[The Power of Love (パワーオブラブ)]
無事に未来に帰ることができたマーティー。
後から手紙を回収して読んでくれていたドクも無事で、彼はそのまま未来へ。
疲れて眠り、翌朝目覚めたマーティーの前で始まったのは、壊れた時計台の修復完了記念セレモニー。
そこで堂々とスピーチをするジョージは、なんと有名なSF小説作家になっていました!
最新小説のタイトルは『バックトゥザフューチャー カルバン・クラインの冒険4』(笑)
第一作目から三作目までは、ハリウッド映画にもなったらしい(笑)
ヒルバレーや時計台の修復にも貢献するほどのお金持ちになっていました。
ジェニファーが紹介してくれたプロデューサーの叔父さんも現れ、マーティーが自らのバンドとしてこの曲を披露します。
[Doc Returns / Finale (ドクの帰還/フィナーレ)]
マーティーが歌っている最中、未来から戻って来たドクが改良されたデロリアンで登場。
一緒に未来に来るように告げます。
その未来とはいったい何年かというと…?
[Back in Time (過去に戻る)]
ストーリー終了後の楽しいフィナーレ。
ロックが鍵を握っている作品なので、最後の最後まで最高に楽しいですよ!
以上、楽曲とストーリーのまとめでした!
【キャストについて(2023年~2024年6月時点)】
私は今のところ毎回こちらのキャスト陣です。四季版キャスト予想に役立ててください。(笑)
マーティ―
ベン・ジョイスさん
ジャージーボーイズのフランキー役でウェストエンドデビューし、これが二作目の出演らしい。絶対若い!
フランキー役ということからわかるように、気持ちよく突き刺さる高音がかっこいい!ロックが似合う!
やんちゃなアメリカ人っぽい顔でとっても合ってますね。
運動神経良さそう。80年代のアメリカ人っぽいあの動き、研究されてるんだろうな…。
歌もダンスもめちゃくちゃマーティーですごくいいです!!
ウェストエンドライブ2024に出演されているのは、オルタナティブのエリオット・エヴァンスさんです。
ドク
コーリー・イングリッシュさん。イングリッシュさんだけどアメリカ人らしい。
もうね、目がいっちゃってるんですよ、いい意味で!めちゃめちゃマッドサイエンティスト!しかもとってもかわいい。
動きも早口な台詞回しも、コメディセンスが最高。
お尻フリフリ、ノリノリで踊る度に客席は大盛り上がりです!
ウェストエンドライブ2024にも出演されている方です!
ロレイン
サラ・ゴギンさん。
もうめーっちゃ可愛い。めーっちゃ可愛い。可愛いのに結構だらしない感じが面白い。
いわゆる古いハリウッド映画のヒロイン!って感じですね!
常に高い声で「Marty❤❤❤」って言ってるのがたまらん(笑)
イギリスで観ると余計に「マーティー」よりも「マーリィー」っていう感じのアメリカ式発音に違和感があって、ハリウッド感増し増しに聞こえて可愛いです(笑)
ディズニー映画『プリンセスと魔法のキス』のシャーロットみたいって言ったら伝わりますね?(笑)
ジョージ
オリヴァー・ニコラスさん。
ぴったりはまりすぎ!!まったくもう~って言いながら応援せざるを得ないような。
見た目はもちろん、おどおどした喋り方や、関節が曲がらない独特の動きが最高です。
ゴールディー
ジェイ・ペリーさん。
激歌うま、ダンスうま、パフォーマンスうま。
一瞬でこの人の舞台にしていくスター性。
素晴らしい!
ジェニファー
ソフィー・ナグリックさん。
映画そのままの謎のピンクのジャケットがお似合い。
歌めちゃめちゃうまいです!
マーティーを勇気づける役どころというせいもあってか、どこかお姉さん感があります。
ビフ
悪いけどどこか憎めない感じがいいですね(笑)
その他役名が付いているのは、
- ストリックランド校長
- 兄のデイブ
- 姉のリンダ
加えてビフの子分が二人です!
【おわりに】
正直に言うと、観る前は
なんで今更あんな有名映画を… とか
どうせ新規観客開拓のためでしょ? とか思っていました。
でも実際見てみたら、ミュージカル化する意義が強く感じられる作品でした!
- 一瞬も飽きないエンターテインメント性がある。
- 音楽とダンスは時代の変化を表現するのにもってこいである。
- 演出、舞台装置が大がかり。でもそれに頼り切っている感じはしない。
- 「未来」「時間」「運命」「夢」をキーワードに物語が深まっている。
- 「夢」をキーワードに、マーティー、ドク、ジョージのキャラクターが深まっている。(そしてゴールディーの存在が鍵!!!)
- そしてもちろん映画を観ていなくても楽しめる。
- 映画が大好きならもちろん楽しめる。
大がかりな舞台装置、「夢」というテーマを考えると、日本で劇団四季が上演するのは必然かつ、期待が高まりすぎます!
そして、時計台というシンボルも上手く使われているようにも感じますね。
「stuck in time(時間が止まってしまった)、という表現がよく登場しますが、それはマクフライ家や、登場人物たちの夢や希望にも当てはめられること。
「過去と未来を行き来する」という単なるSF的タイムトラベルには収まらない、登場人物の人生や、観客の人生にも置き換えられる「時間」という概念の捉え方も呈示されている気がします。
「過去・未来」「1955年・1985年」という点と点ではなく、そこを結んだ線である時間軸。
その線の上を、どう生きるか。時間を、どう使うか。
そういった意味でも、映画ではスパイス的な要素でしかなかったゴールディーの存在が非常に大事なんですよね。
彼は、躍動する主要人物たちの傍ら、30年という「時間」を「未来」に向かって走り続け、「運命」に逆らい、「夢」を叶えた人ですから。
深めれば深まる、傑作だと思います。
三度目の観劇での気づき。
ドクとマーティーのやり取りはアドリブが多いです!
台詞そのものというよりは、テンポとか、何度も顔を見合わせたりするフィジカルなやりとりのタイミングなどですね。
まさに『アラジン』におけるアラジンとジーニ―のやり取りをイメージして頂ければ!
今回、模型を使ったタイムマシンの実験シーンで、ミニカーが上手く走らないというトラブルが二度続いたのですが、そんな時もドクは「大丈夫だマーティー。落ち着け。時間はたっぷりあるぞ!」と絶妙なテンポ感で乗り越えていました!
いいもの見た。
まとめが長くなりましたが、ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
また観劇すると思うので、新しい発見があったらまた追記しますね!
ロンドンで上演中ミュージカル『Back to the Future』まとめ 前半

こんにちは、Beeです!
遅くなりましたが、ロンドンで複数回観劇したミュージカル「Back to the Future」をまとめます!
何しろ日本で劇団四季が上演するということで、楽しみでなりません!
長くなるので、前・後編に分けて書いていきたいと思います。
〈目次〉
- 【はじめに】
- 【劇場・アクセス】
- 【曲&ストーリー】
- [It’s Only a Matter of Time (ただ時間の問題だ)]
- [Audition / Got No Future (オーディション/未来がない)]
- [Wherever We're Going (どこへ行こうと)]
- [Hello, Is Anybody Home? (もしもし、誰かいるか?)]
- [It Works (機能するぞ)]
- [Don't Drive 88! (88マイルで走るな!)]
- [Cake (ケーキ)]
- [Gotta Start Somewhere (どこかからスタートしなければ)]
- [My Myopia (僕の近眼)]
- [Pretty Baby (かわいいあなた)]
- [Future Boy (未来少年)]
- [Something About That Boy (この子には何かがある)]
【はじめに】
今回は、楽曲リストをベースにあらすじや雰囲気をまとめています。
あまりにも有名な映画ですのでストーリーのネタバレは容赦なく盛り込んでいますが、もちろん映画と異なる箇所もありますので、まっさらな状態で観たい方は読まないことをお勧めします。
ただし、アッと驚くような演出についてはネタバレしていません。
・ロンドンで観劇する前に予習しておきたい
・日本で開幕する前に予習しておきたい
・日本キャストを予想したい
という方は、長くなりますがぜひ読んで役立てていただけたら嬉しいです!
また、曲のタイトルですが、英語で観たときの効果をそのままお伝えするため、あえてセンスのない直訳にしています(笑)
四季版にはきっと素晴らしいタイトルが付くことでしょう!期待!
こちらはウェストエンド公式トレーラーです。
【劇場・アクセス】
これからロンドンで観劇予定の方のためにも、一応劇場についても書いておきます。
こちら、Adelphi Theatreです!
地下鉄およびナショナルレイルのCharing Cross駅から徒歩四分、
地下鉄Covent Garden駅から徒歩六分、
トラファルガースクエアのすぐそばにある劇場です。
劇団四季『ゴースト&レディ』の舞台となっているTheatre Royal Drury Laneもすぐ近く。
近くにはレストランも多いし、大通り沿いなので見つけやすい!





この劇場の内装を考えた人たちは絶対に映画バックトゥザフューチャーのオタクなんだろうな…。
作品への愛とリスペクトが伝わってくる劇場です!
では、いよいよ作品について!
【曲&ストーリー】
ストーリーは1985年、マーティーがドクのラボを訪れるところからスタート。
録音されたドクの自動音声再生機械から、夜の待ち合わせの約束を告げられます。
ラボを出たマーティーが歌う一曲目が、
[It’s Only a Matter of Time (ただ時間の問題だ)]
ヒルバレーの街で暮らす生き生きとした人々と、そこを歩きながら夢を語るマーティー。
映画と違って、彼には「ロックアーティストになる」という夢があります。
タイトルと歌詞には、これから始まる「タイム」トラベルの物語という設定に加え、夢を叶えるまでの「時間」というダブルミーニングが。映画の内容に更に奥行きが出ていますね。
ちなみに音楽はあの有名テーマ曲のアレンジ。
市長に立候補しているゴールディー・ウィルソンも登場します。(ちょっぴりオバマ風。トランプを彷彿とさせるキャラも後々登場。)
こちらは2024年ウェストエンドライブでのパフォーマンス映像。一曲目がこの曲です。
[Audition / Got No Future (オーディション/未来がない)]
地元ライブのオーディションを受けるマーティー。しかし結果は散々で、校長先生から、マクフライ一家丸ごと「怠け者」とバカにされる始末。
自分には未来(将来)がない、と落ち込みます。
ここで、タイムトラベルにおける時間軸上の「未来」と、将来性という意味での「未来」も二重にテーマ化されていることがわかります。
あれだけの有名映画を舞台化するとなるとそれなりの深化が必要だと思うのですが、この作品は本当にそこが上手くいっている!
[Wherever We're Going (どこへ行こうと)]
オーディションの結果に落ち込むマーティーのもとに、ガールフレンドのジェニファーがやって来て彼を励まします。
しかも、彼女の叔父さんがマーティーのバンドに興味をもってくれているんだとか。
「どこに行こうとも、私たちが一緒にいればきっと大丈夫!」
マーティーが、地理的距離以上に遠くに行ってしまうことの暗示でしょうか…?
とっても爽やかなラブソングで耳に残ります。
ジェニファー、出番は多くないのですが歌うまでいい役どころ。
映画みたいにずっとハンモックで寝てるんじゃなくてよかった(笑)
途中、1955年の落雷で壊れた時計台の修復を求める女性がやって来て、マーティーにチラシを渡します。
[Hello, Is Anybody Home? (もしもし、誰かいるか?)]
帰宅したマーティーを待っていたのは、上司のビフにこき使われるうだつが上がらない父親、ジョージ。
ビフは使えない部下ジョージの頭を叩いて、映画でも有名な台詞、「Hello, is anybody home? (もしもし、誰かいるか?)」とやりたい放題。
アル中の母親ロレインや、ハンバーガーショップで働く兄デイブ、とにかくデートがしたいと主張する姉リンダも、マーティーにとっては頭痛の種。
家族それぞれの思いや、「一体自分の家族はどうなってるんだ?」と不満を叫ぶマーティーが歌うこの曲。
こちらも、ビフの有名な台詞を引用しつつ、マーティーの家庭への嘆きを同じフレーズで表現した、二重の意味を持つ歌です。
[It Works (機能するぞ)]
夜中ドクとの待ち合わせのために出かけて行くマーティー。
ドクはタイムマシーンの開発に成功したことを説明します。
マッドサイエンティストのクレイジーな面と、おちゃめな面、そしてお洒落な自己陶酔感も漂う本ナンバー。
趣は異なりますがアラジンの「フレンドライクミー」を彷彿とさせます。
登場する六人の女性ダンサーを見て「この子たち誰?」と尋ねるマーティーに、「知らんが、歌うたびに出てきてしまうんだ」とドクが答えるなど、愉快なシーンも。
個人的に、こういうミュージカルの違和感に触れるミュージカル好きです。(メタと言っていいのか?)
再びウェストエンドライブの映像。二曲目(03:10あたり~)が本ナンバーです。ドク、動くぞ~
[Don't Drive 88! (88マイルで走るな!)]
いよいよタイムマシンの機能を説明し、1955年に旅行先を設定するドクですが、燃料のプルトニウムを搭載する段階で、誤って放射能を浴びてしまいます。
(※映画ではリビアの過激派に撃たれてしまう設定ですが、センシティブなので変更したと思われます。)
慌ててデロリアンに乗り込み助けを求めに行くマーティーに、タイムトラベル機能が発動する「時速88マイルは出すんじゃない!」と警告するドク。
緊迫感を漂わせつつ、冒険が始まるワクワクを感じさせるテーマ曲にテンションが上がりますね。
どんな演出になっているのかは劇場でお確かめください!
[Cake (ケーキ)]
とにかく、タイムマシンで1955年にたどり着いたマーティーが街に出ると、住み慣れたヒルバレーは新規開発直後。
戦後の明るい暮らしぶりをアピールするヒルバレーの関係者や住民でいっぱい。
一曲目It's Only a Matter of Timeと比較して、音楽だけでなく衣装や街、振付の雰囲気が大きく変わっているのも面白いところです。
「女性はケーキを焼こう」「みんなでそれを食べよう」というような歌詞があるのですが、戦後の暮らしに余裕が出てきたことを表しているのでしょうか?調べたのですがタイトルにするほどの象徴性があるのかよくわからず…。ご存じの方いたら教えてほしい。
個人的な話、50年代のアメリカのファッション好き。衣装かわいい。
[Gotta Start Somewhere (どこかからスタートしなければ)]
街のカフェにたどり着いたマーティーが出くわしたのは、若いころの冴えない父親ジョージと、彼をいじめるビフたち。
なぜやり返さないのかとジョージに訴えかけていると、カフェの店員であるゴールディも話に加わり、彼にも「努力していつか周りを見返してやる」という夢があると語ります。
マーティーが思わず彼に「市長選に出ていた人だ!」と言うと、ゴールディはそのアイデアを気に入り、夜間学校を出て市長になると宣言。
公民権運動よりも前の時代。当時まだ黒人として差別を受けているゴールディが「始めなくちゃたどり着けない!」と明るく夢を語る、エネルギッシュなナンバーです。
こういう人種絡みの話は日本ではどう表現するんでしょうね!
歌もダンスも最高!
こちらは2022年のウェストエンドライブの映像。一曲目です。
[My Myopia (僕の近眼)]
Myopiaは直訳すると「近眼・近視」。
こちらは憧れの女の子ロレインの家を双眼鏡で覗きながら、冴えないジョージが歌うナンバー。
誰にも気づかれないように近くのものしか見ないようにしている。けど君を手に入れるためには本当は一歩踏み出して戦わないといけないよな、とのこと。
要は「君しか見えない」みたいなことが言いたいのかな。
木に登って女の子の部屋を覗くなんてまったくとんでもない奴だ。
窓の向こうの若干ガサツなロレインもキュートなシーン。
こちらのspotifyで再生できる一部分は後半の曲調が変わる部分なので、ぜひ冒頭から聞いてみてください!印象かなり違います。
[Pretty Baby (かわいいあなた)]
ロレインの部屋を覗くジョージを見つけたマーティーは、木から落ちてきたジョージとぶつかり、気を失ってしまいます。
そして目覚めるとそこはロレインの寝室。
有名なCalvin Kleinの下着のくだりも映画そのまま、マーティーを気に入ったロレインが猛アタックするナンバーです。
アグレッシブで夢見心地のロレインも、パニック状態のマーティーも、可愛くて面白い場面。
[Future Boy (未来少年)]
ロレインの部屋から逃げ出しドクに会いに行ったマーティー。
はじめはなかなか取り合ってくれなかったドクですが、その日の思いついたばかりのタイムマシン開発のアイデアを言い当てられ、マーティーを信じることにします。
しかし、未来に変えるために必要なパワー源を入手できないので、マーティーが未来に帰ることは難しいと告げます。
ドクに「Future Boy」と呼ばれたマーティーが、「帰れないなら自分に未来なんてない」と絶望するところから始まるこの曲。
しかし、雷ほどの電力があれば…と言うドクの言葉にマーティーが思い出したのは、落雷で壊れた時計台の存在。
アイデアを思いついたドクは、興奮してマーティーに呼びかけます。
Back to the future, boy!
You are the future boy!
頻繁に登場する「Future Boy」というワードは、「未来から来た少年」という意味と、「将来ある若者」という意味の両方で使われているようです。
[Something About That Boy (この子には何かがある)]
ロレインがマーティーに恋をしてしまったため、マーティーの持っていた兄弟の写真に異変が。なんと兄のデイブが消えかけていたのです。
ロレインとジョージを近づけるために二人の高校へ向かうマーティー。
そこでジョージと話をするうちに、実はジョージはSF小説を書くのが趣味だと知ります。
父親にそんな趣味と才能があったことを知らなかったマーティーは、「自信も未来もない」と弱気なジョージに自分自身の夢を重ね、彼に共感し、励まします。
そしてロレインにアプローチするよう説得しますが、乱入してきたビフからやむを得ずロレインを救ったため、ロレインのマーティーへの恋心は更に燃え上がってしまい…。
終始ロレインの目がハートに見える本ナンバー。「カルヴィンは他の男の子とは違うわ!」と歌う彼女と、「こいつは他とは違う、なんだかむかつく変な奴だ」と歌うビフ。
学校内で繰り広げられる追いかけっこが、視覚的にも楽しいです。途中、思わず吹き出してしまうようなネタがたくさん。
賢くて身軽なマーティーと、それを追い回すビフたち。雰囲気は「アラジン」の「One Jump Ahead (逃げ足なら負けない)」に似ていますが、夢見心地のロレインの歌唱との対比がまた面白い。
こちらは2023年ウェストエンドライブの映像。一曲目が本ナンバー。
そしてこの曲をもって一幕は終了。
後半に続きます!
ロンドンでミュージカル『Hades Town』観劇(2024年5月16日)感想

こんにちは、Beeです!
観劇は定期的にしていたのですが、サボリ癖がつくとダメですね…。前回のブログ更新からは一年近く経ってしまいました。
せっかく刺激的なものを観たので、ここからまた頑張りますね。
今回観て来たのは…
Hades Town
2019年にブロードウェイにて初演、今年2024年2月からついにウェストエンドでも上演が開始した作品。
トニー賞では13部門でノミネート、うちベストミュージカル賞を含む8部門を受賞したことで話題でした。
個人的には、ミスサイゴン25thキム役で私の中でのミスサイゴンの概念を覆したEva Noblezadaちゃんや、ノートルダムの鐘サンティエゴ公演で爆イケフロローを演じていたPatrick Pageさんが初演だったことでも非常に気になっていました。
こちらはブロードウェイ版のトレイラー。エバちゃんの声は刺さる。
全編歌で構成されたオペラスタイルのミュージカルです。
今回ロンドンでやると聞いて絶対行くと決めてました。
地下鉄の駅でも印象的な赤い花のポスターをよく見かけます。
日本語だと「ハデス」と呼びますが、英語の発音だと「ヘイディーズ」って感じなのでややこしい。この記事の中では「ハデス」「ハデスタウン」と表記することにしますね。
ちなみにエウリュディケは「ユーリディシー」って感じなので、聞いたことある日本語の音と違い過ぎて最初わけわかんなかった…。ジーザスとイエス的な。大抵日本語の方がオリジナルに近いんですけどね…全くもう英語ってやつは。
〈目次〉
【元ネタ】
楽しみにしていた、とは言っても、私もギリシャ神話のハデスが出てくるらしい、ということくらいしか実は知りませんでした。
ロンドン上演にあたり予習を始めました。元となっているのはギリシャ神話「オルフェウスの冥界下り」。言われれば、あーあれねって感じ。
簡単にまとめると、
吟遊詩人のオルフェウスが、死んでしまった妻エウリュディケをこの世に連れ戻すために冥界に行き、冥界の王ハデスと交渉する。妻を連れて帰る冥界からの帰り道、後ろを歩く彼女を決して振り返ってはいけないと言われたのに、ゴール目前で振り返ってしまう
というあれです。世界史でちらっと習った記憶…。
なんでこれをミュージカルに?!という感じなのですが、それがまた私の脳みその範疇を超えていたという感想は、最後まで読んでいただければお分かりいただけるかと思います。

【あらすじ(ネタバレなし)】
さて、ミュージカルでは、ギリシャ神話の世界ではない架空の時代と場所が舞台になっています。世紀末感の漂う不穏な世界。季節は、暑い夏か、または凍てつく冬の二つしか存在しません。人々はこの気候に苦しみ、貧困にあえいでいます。
主人公はもちろんオルフェウス。(より詳しく知りたい方はウィキペディア参照)
ただし、彼は吟遊詩人ではなく、Singer Song Writer(まあ一緒か笑)。ギターやピアノを弾いて、世界に春を呼び戻すための音楽を作曲しようとしています。
以下あらすじ。
気弱で貧乏なシンガーソングライターのオルフェウスは、ある日出会った女性エウリュディケに突然結婚を申し込む。エウリュディケはもちろん彼を疑いいぶかしむが、オルフェウスが作りかけの音楽を奏でると、紙で作られた花がなんと赤い生花に。語り部である神のヘルメスの「彼は他の男とは違う」という説得も功を奏し、エウリュディケはオルフェウスとの結婚を決める。
そこへ豊穣の女神ペルセポネがやって来たことで世界は夏に。しかし、ペルセポネの夫であるハデスが彼女を迎えにやって来る。ここで、ハデスが支配する町「ハデスタウン」は工業都市で人々が労働を課されていることが説明される。ハデスはペルセポネを連れてハデスタウンに帰ってしまい、世界は再び冬に戻る。寒さと飢えに苦しむエウリュディケは食べ物を探し、オルフェウスに作曲を急いだ。
その後、ハデスに誘われたエウリュディケはハデスタウンへ向かう列車に乗り、ハデスとの契約にサインをしてしまう。そこに行けば、労働の代わりに安全が得られるとそそのかされたのだ。
しかし、ハデスタウンは、労働者たちがただ不当な労働を課せられる恐ろしい街だった。しかも、彼らは段々と過去の記憶や自分自身のことを忘れていってしまう。オルフェウスは、彼女を助け出すために歩いてハデスタウンへ向かい、作りかけの音楽と共にハデスとの交渉を試みるのだった。
登場人物は、オルフェウスとエウリュディケの夫婦に加え、ハデスとペルセポネというもう一組の夫婦(実際は神)。それに、語り部の役割を果たすヘルメス(こちらも神)と、それを取り囲むように常にコーラスをする三人の女神、フェイトたち。アンサンブルは町の人々や、我を失った労働者たちを演じます。
興味深かったのは、ブロードウェイ初演時は男性が演じていたヘルメスが、ウェストエンドでは女性だったことですね。しかもアンダースタディの方は男性。ミュージカルでこういう性別を問わない役がどんどん増えてきてますね!
下は今回のウェストエンド版ヘルメス、Melanieさん。
【感想(ネタバレあり)】
ストーリーに関しては、原作が神話なので、ネタバレは主に演出について。
始まった最初の方は、なんかかっこいいぞ!と言う感じ。
一曲目はかなりノリのいいグルーヴ重めのオールドスクールな音楽「Road to Hell」で始まり、ヘルメスのソウルフルな歌声がかなりかっこいい。雰囲気はハミルトンっぽい。
でも、最初の方は「なんとなくかっこいいな~」と思っていたのに段々と不穏で恐ろしくなってくる。この曲だけでなく作品全体を通して、トロンボーンの音とアンサンブルの「umm hmm」というハミングが印象的なのですが、特に、ハデスタウンでペルセポネが「どうしてここはこんなに暑いの」と言う台詞を聞いてから、全部がうだるような暑さを表しているように聞こえてきくるんですね。暑くて眠れない夜の蚊やハエの羽音のような!
こちらはウェストエンドのトレイラー。伝わります?このトロンボーンの音のカッコよさ。でも、それが鬱陶しくなる瞬間。
つまり何が言いたいかというと、
音楽がすごい…!
もちろん、狭い舞台や暗めの照明から、最初から不穏な空気は漂っているのですが。
でも、こうやって観ている方も段々と、「あれ、何か悪い方向に向かっているぞ」という感覚がしてくる。楽器の音も、綺麗な歌声もどこか怖くて鬱陶しい。
ペルセポネが連れてくる夏は明るいし、まるで悪徳企業の社長のようなシルバーのスーツ姿のハデスも笑いを誘うのですが、なんだかずっと不安。
悪そう過ぎるイケオジハデス。
その分、オルフェウスの歌う歌で春が来かけた時、ふあああっと明るくなっていく照明とオルフェウスの歌声のクレッシェンド、そして止めに静かにポッと咲いた小さい赤い花になぜかハッとして涙が出そうだった。
つまり何が言いたいかというと、
音楽がすごい…!(二回目)
その後も、やっぱりトロンボーンとハミングが鬱陶しくて不安感をあおる。
また、オルフェウスの味方かと思ったヘルメスが、同じく見守るようだったフェイトたちのことを、「彼女たちは味方じゃないし手のひらを返すからね」(記憶曖昧)的なことを言った時に、
ウッ。神は人間の味方ではない…。
とこれまた不安と恐怖。
で、わかってたのに、みーんなわかって観に来てるのに、改めて途中で思い出すんですね。
そうじゃん…これ、結末悲劇じゃん…。
意識しちゃうと、自我を失った労働者たちの中に放り込まれて、オルフェウスに助けを求めるエウリュディケを見るのが苦しすぎる…!
そういう意味では、全体を通して思った以上に恐怖だったかも。
しばらくトラウマになりそう。(笑)
そりゃそうだよね、地獄をモチーフにした工業都市だもんね…怖いよ。契約して自我を失うにしても、千と千尋の神隠しなんてもんじゃないよ…。
エウリュディケを助けに行くが、労働者たちにリンチされるオルフェウス。彼を囲んで、「結局運命なんて何にも変わらないのよ~」と歌うフェイトたちがまた恐ろしい。だってフェイトじゃんね、名前!フェイトって!運命って!
ああ、神は人間を救ってなどはくれない…。
そしてまたこのフェイトお三方の歌がとんでもなく上手いんだ。
三人とも激うま美声で、きれーいなアカペラ三重唱で「運命は変わらない」と歌われた日にゃあ、背筋が凍ります。
それでも頑張るオルフェウスは、ペルセポネとハデスに自分の歌を聞かせる。ここで春を呼ぶ歌が完成します。
これを聞いたハデス夫妻は、冷え切っていた関係も雪解けするようにダンスをします。
このダンスもなかなか滑稽なのですが、なぜか、待ちわびた春が来た感覚にまた泣きそうに。
不思議なダンス
つまり何が言いたいかというと、
音楽がすごい…!(三回目)
この後に待つ結末も忘れて、自我を取り戻した労働者たちと一緒にほっこり。
も、束の間、やはり冥界の王ハデスは一筋縄ではいかず、オルフェウスたちに神話同様の条件が言い渡されます。
そして、このハデスタウンから帰るシーン…。
三重盆になった真っ暗な舞台を、オルフェウスがただ歩くだけなんですよ。
その間、彼の想像を表現するように、背後を歩くエウリュディケは照明の陰に消えたり、現れたり。
そして必死に歩くオルフェウスの周りで、またもやフェイトたちがあざ笑うように歌います。怖い…。
結末はわかっているのに…!思わず呼吸を忘れてオルフェウスを応援してしまった…。
もう少し!もう少し…!頑張って…!ちゃんと彼女はついてきているから!
で、ラストですよ。
上手に明るく刺したオレンジの温かい光に、さっと振り返るオルフェウス。
エウリュディケと目が合って、絶望したように一言。
「…It's you」
エウリュディケも
「It's me…」
と返すと、三十盆の真ん中に立った彼女がゆっくり沈んで行ってしまう…。
だからね、わかってたんですよ。結末は。こうなることはよくよくわかっていたの。
なのに、この劇場全体の静けさ。みんなが息を止めているのがわかる感じ。
よく知られた神話をミュージカルにするなんて、誰が考えたんだ?すごいわ~。ヘラクレスじゃあるまいし。
なんて疑問が全てここで回収された気がしました。
これ、「神話をミュージカル化した」というよりは、「音楽と舞台芸術の天才たちが神話を軸に究極のアートを造った」んだ…という感じ。
すごかったんですよ、帰り道の説得力。
オルフェウスと一緒に頭がおかしくなりそうだった。
ほんっとつまり何が言いたいかというと、
音楽がすごい…!(四回目)
結末としては、やはりエウリュディケはハデスタウンに戻ってしまいます。
ですが、どうやら労働者ともども自我は失っていないらしい。
冬のコートを着たエウリュディケが「オルフェウスに届くかもしれない!」蝋燭に火を灯し、皆でオルフェウスの春を呼ぶ歌を歌います。
そして明るくなる舞台上手にオルフェウスが現れて、舞台は終了。
このラストをどう解釈すべきかは正直よくわからない。
エウリュディケがハデスタウンから出ることはできないけれど、世界に春が戻ったことで一筋の希望の光が残された、というところでしょうか。
また会えるといいな…オルフェウスとエウリュディケ。
後から調べたところ、ペルセポネは春の女神とされているそうですね。
だから、いずれにせよ、オルフェウスの歌と、ハデスと仲直りしたペルセポネの登場、その二つが両方春の訪れのきっかけになっていることは間違いないので、世界の暗黒は終わった、と前向きにとらえるしかないんでしょうね…。
ペルセポネの詳しい背景はウィキペディアを参照。ヘルメスと仲良しそうに歌い踊っていたのも、これを読めば納得。
ああ…。変な舞台。変だし怖いし。
でも、すごい作品なのは間違いなかったです。
うん、すごかった。すごくすごかった。
何より、音楽がすごい。(最後)
簡単に人におすすめはできないけど、間違いなく観てよかったです。
【キャストについて】

今回のキャスト、メインキャストの中ではエウリュディケのMiliamさんとハデスのChristopherさんがアンダースタディの方でした。
だから、というわけじゃないけど、オルフェウス、エウリュディケのお二人は若干、得意なキーと不得意なキーがあったかな、という印象。ブロードウェイのCDを聞いていたので少し気になってしまった、くらい。パンフレット見てみると、お二人ともまだクレジットが少なく、かなり若そう!
ハデスのChristopherさんもお写真と経歴から見るに若そうなのですが、怖くてよかったです。ちなみに、ブロードウェー版のペイジさんの重低音とはキーが変更されていました。
もしかするとメインの方だと重低音なのかも?でも、これ以上怖くなられたら私はついていけなかったのでよかったです(笑)。悪役!冥界の王!ってよりかは、インチキ敏腕社長感あってよかった。
ヘルメスのMelanieさん、グルーヴ感かっこよかった!
けど、CD聞いただけでわかりませんが、もしかしたらヘルメスは男性の方がいいかもな…。女性だとちょっと母性が見えてしまって、最初の方はオルフェウスを見守ってくれているっぽかったのに結局助けてくれないんじゃん!という印象になってしまった。それはそれで神々の不条理さが出るのかもしれないけど、語り部だし、男性の方が中立っぽさは出るのかもしれない。
ペルセポネのGloriaさん。もう夏や春が来ると歌い踊り狂う感じが、ある意味で神っぽくてすごくよかった。夏になると緑のドレスを着て、頭やバッグにお花をつけて来る感じ、絶妙に可愛い。
そしてフェイトのお三方、素晴らしかったですね~。いや~ほんと、フェイトが歌爆うまなことで作品のエグみが増す!全員すごかったけど特にLucindaさんが抜けて素晴らしかった。Swingかつ、Fateもアンダースタディなんですって。またどこかで拝見したい。
Lucindaさん!注目
【劇場について&観劇アドバイス】
今回の劇場はPiccadily Circus、チャイナタウンそばにあるLyric Theatre。
前回Aspects of Loveを観たのと同じ劇場!
今回はバルコニー席の最後列を£23でゲットしていたのですが、この劇場でバルコニー席はおすすめしません…。大失敗。

もちろん注意書きはあったし見切れは覚悟していたのですが、古い劇場なので見やすい設計にはなってない。
天井張り出し過ぎでしょ、何考えてんの…。
しかも、ここにミッチミチに体の大きなおじさま達が詰まっていくので、正直何にも見えません。
ただ、不幸中の幸い、最後列だったので後ろを気にすることなく畳んだ椅子の上に座ることでよく見えました!(笑)お尻痛かった。
横のお姉さんは係の人に頼んでクッションを借りていましたが、それが最後の一つだったらしく、みんなあきらめてました。
これは私自身への覚書&今後観劇予定の方へのアドバイス
- Lyric Theatreのバルコニー席は避けた方がいい
- どうしてもバルコニーにするなら最後列じゃないと悲劇
- クッションの貸し出しは数に限りがあるので早めに
劇場自体はこじんまりとして素敵です。前回のアスペクツの時も一階席は快適だったので、観たい演目なら少し奮発した方がいいかもですね!
ほんっとに。ウェストエンドの劇場はどこも素敵だけどそこが難点。古い、狭い、バリアフリーじゃない、設計が悪い、人が大きい。
バーでは、作品のキャラクターにちなんだカクテルが売られていたのも面白かったです。

グッズもたくさん

【おわりに】
Hades Town、観てよかったですよ。
音楽ってすごいんだ。って。(語彙力)
正直間髪入れずにもう一度観に行くにはメンタルが持たないですが、もっと曲を聴きこんでから再観劇したらもっと見えるものがありそう。聞き取れていない部分もたくさんあると思うので。
長くなりましたが、今回はこれにて!
『オペラ座の怪人』@イタリア・トリエステ の観劇・感想②(2023年7月12日)

Beeです!
イタリア・トリエステで観劇した『オペラ座の怪人』の感想後半になります!
念願のラミントムに感動しつつも、見慣れない演出に若干戸惑った前半。
でも非常に興味深かったのでぜひ記憶を共有したい!
ということで、後半戦です!

〈目次〉
- 【アントラクト】
- 【マスカレード~Why so silent】
- 【マネ2~ドンファン稽古】
- 【墓場】
- 【ドンファン~Point of No Return】
- 【Down Once More、Final Lair】
- 【終わりに】
【アントラクト】
この作品ファンの方なら共感して頂けると思うのですが、私はここが大好きです。
よく目を閉じてCDの音源に浸る時間を作っています(笑)
音楽に関しては全くの素人なのですが、ここが気持ちいいと作品の力が増し増しに感じられる。
イタリアプロダクション、オケめちゃめちゃよかったと思います!
本当にCDの音源を聞いているような正確さと、絶妙なテンポ感。
特に、Angel of Music⇒Music of the Night、Music of the Night⇒All I Ask of Youのメロディが切り替わる二か所。それとAll I Ask of Youのサビに入るときのクレッシェンド。大好きなんですよね。
そこが本当に気持ちよくて、音が膨らんでいく感じ。
楽器も多かったのかな?とても力を入れていたと思う。ありがとうイタリアプロダクション。

【マスカレード~Why so silent】
アールアンドレはタキシード姿。
骸骨じゃないのね、と思ったらフィルマンはまさかのフリフリピンクドレス(笑)
そしてメグがまさかのペルシャ猿でした!アンサンブル少ないから?!
(これはお猿さんスパイ説をどう解釈したらよいのか?!)
そしてね、また振付の件ですが。
マスカレードと言えば!の振付や大階段を無くす試みはいいと思うんですけど、お遊戯会チックな振付でしたね…。
全員上手から一体ずつマネキンを連れて社交ダンス風に登場するんですが、その感じも幼稚で。
もうダンスは諦めていることは理解していましたが、もうちょっとやり方なかったかなぁ、とやっぱり残念。
ただ、一部キャストが客席まで下りてきての大サビ歌唱は圧倒的でした!
振付無し、直立不動で歌うのもあってか、やっぱり歌唱クオリティは素晴らしかった!しかもファントム入れて23人しかいないのに!
(※四季は31人、WEは30人)
うん、ダンスに手が回らなくても仕方ないか!!
ラストは金色のヒラヒラ✨がたくさん降ってきました。届かなかった!欲しかった!
レッドデスで登場したファントムは最初からフェイクで録音。
楽譜を受け取ろうとしたアンドレの前にどこからか突然爆速で走って来て制止するラウル。(ラウルサイコパス説⑥)
気づいたら本物のラミントムとクリスは上手前方の客席にいてびっくり!いつの間に!
マダムを問い詰めるブラッドリーラウルの台詞回しはやっぱり滑らかで気持ちいい。(ラウルサイコ…いや、純粋にいいところ)
【マネ2~ドンファン稽古】
ここでもブラッドリーラウルの声量が優勝。
最後、みんなに説得されたクリスは「I can't!」を言わずに自分を鼓舞するようにウンウン、と頷いていました。そしてラウルの力強い宣戦布告。
これはアリでしたね!自然かも!
そもそもよく考えたら、通常演出でイラっとしてファントムに宣戦布告するラウルも、結局ボンヤリと稽古に参加するクリスも若干謎かも。
【墓場】
Wishingは正直そこまでこなかったかな…。
キーは問題ではなく、迫力とか、そもそもの声の感じが私の思ってるクリスじゃないってだけの問題かな…。
しかも三重唱、ラミントムとブラッドリーラウルの声量が正常値を超えちゃってるんですよね…。
そのせいもあってかクリスが、体格も声も存在感も大きいイケオジ二人にやりたい放題されてるお人形みたいに見えてきてしまって。
…まあ、それもあり…?と自分を納得させました。(笑)が、
Angel気取りのファントムに銅像の翼が生えてフライングを始めたところで唖然。(笑)
ここの写真も公式にあればいいのに…。
急にジャニーズ風になるラミントム、刺激が強かった…。
しかも出てくる炎が激しすぎて熱すぎて。客席も悲鳴と笑いが入り交じり。
嗚呼、イタリア…!!!!愛おしいよ。
【ドンファン~Point of No Return】
1幕で書き忘れましたが、レイエは出てきません!姿なく、誰かの声の録音が流れるだけ!人足りないのね!
そしてまたもやGianピアンジの声がすごいです。
そう思っていただけに、ファントムが出てきたときに「ん?」となりました。
だってね!ファントムの歌い方がGianさんの本物オペラそのものだったのですよ!!
衣装にも膨らみを出していたので、本当にピアンジのままかと疑ったくらい。
でも「Past the point of ~♪」からラミンさんの声だとわかるようになったので、正直、
・ラミンさんの歌い方の幅がすごすぎる
・途中までGianさんの録音だった
のどちらだったのか判断つかず。
前者なら、その時硬直しちゃったくらい、すごい。
でも本当にどちらかわからないのであまり騒がないでおきますね。(笑)
いずれにせよ、初めて見る観客にも、ファントムに入れ替わったことを気付かせたくないスタンスの演出だったんでしょうね。
クリスも最後まで全然気づかず。
気付いてからは引っ張り合いもなく、劇を続ける二人。
興味深かったのは、ファントムが自ら帽子(フードじゃなく帽子)を取ったことですね。
確かに!ファントムが自分から見せる覚悟で来てたと考える方が自然かも!
「Anywhere~♪」はもちろん爆音のラミントム。
仮面はクリスにはがされて大層ご立腹の様子。
【Down Once More、Final Lair】
期待通りどんどんぶち上っていくラミントムの勢い。すごい。
クリスはアミンタの衣装のまま地下室に到着。これも自然かも。どこでどうやってウェディングドレスに着替えさせられたんだ、って感じだものね。
ファントムがイライラとヴェールだけ着けさせます。
そして、どんどんボルテージが上がっていく中、
ラウル、半裸にサスペンダーで登場。(イタリアラウルサイコパス説⑦)
しかもムキムキ。リアルにこれ。これにサスペンダー。

いや、もっと太いかも。
リアルにこっち。これにサスペンダー。

濡れてるしこっちかな。これにサスペンダー。

いや、もう、そっちしか目に入らないよ。
嘘でしょう。
しかも、ラウルは首吊りワイヤーでスーッと本当に上に持ち上がる仕掛け。
持ち上がったラウルの裸足にマスカレードの金テープめっちゃついてる。それにサスペンダー。
嘘でしょう。(二回目)
気が散るわ。
と、そんな中でもラミントム・ブラッドリーラウルの白熱っぷりを何とか堪能。
でも、ずっとフンフン喚いていたラウル、太鼓(スネア?)の音のところで本当に動かなくなったのでまたびっくり。あれ死んじゃってるよ。ファントム急いで。
いや~…。
ラミンさんがどんなにすごい演技しても、
ブラッドリーさんがどんなに上手く歌っても、
とにかくターザンラウルのビジュアルに持っていかれてしまう!
あれは大失敗!
頼むからミラノ公演ではシャツを着せてくれ!
BWばりのビリビリでいいから!
か、百歩譲ってサスペンダー無くしてくれ!
【ラスト】
はあ。ラスト本当によかった。
(ターザンはいなくなり、)マスカレードを奏で始めた猿に向かってラミントムは手をくるくるっとしてお辞儀。
えええ。どういうこと?
道化のように仮面に隠れて生きてきた人生。
まるで惨めな演劇の終末を、自らあざ笑うかのような。
覚束ない動きと泣き出しそうな表情とは裏腹な、どこかおどけたお辞儀の仕方。
思えば一幕からずっと自嘲気味ラミントム。
確かにラミンさんぽいかも。えぐい。これが今のラミン・カリムルーのファントムか。
そして自ら猿を抱えて舞台中央へ移動し、一緒にシンバル叩く真似。
25thの、印象的な場面。ラミントムの生シンバル叩き見れちゃった。
戻って来たクリスは苦しそうに指輪をベッドの脇に置く。
気配だけでそれを察したファントムは、彼女を振り返らずに呆然と客席の方を向いたまま
「Christine, I love you」
そのか細い旋律の美しいこと!!!
「love」の部分の伸ばし方!!!
絶品!!!!!
二人顔を合わせないこのパターンも良かった~!!! 😭😭😭
もう本当すごいよかったです!!!
で、ヴェールを抱えて小さく「クリスティーヌ…」からの
「You alone can make my song take fight~♪」
ほんっと!爆音!!
ここでマックス持ってきたー!!!
いや本当に冗談抜きで、このラストの歌唱だけでチケット代元取ってる。というか、今更、改めて、7列目超視界良好で€78は本当に安すぎた。
冗談抜きで、この瞬間体中の水分全部舞台の方に持っていかれた。
ラミンさんって観る度に「こんなにすごかったっけ」って思うんですけど、(もちろんいつもすごいと思ってる前提なんですけど)、それが今回は観劇中に二重で起こりましたね。最初と、それをもう一度更新するラスト。
ここまで声量溜めてたんかーい!
最後の最後に自分のメロディに思いを乗せたところにマックスを持ってくるの。究極だわ…!!
…と、大感動していたのですが、
歌い終えてベッドに入るファントムに、
まだビリビリしている脳のどこかで「ん?」。
最初に地下室に乱入してくるのはなんとマダムジリー。
ベッドに入ったファントムと目が合い(!)、お互い手を伸ばす。(!!!)
で、ファントム、ベッドに頭から潜り込む。
…ベッド人の形してる。
そこでようやくメグや他のみんなが乱入し、兵隊が人の形のベッドに銃を向けシーツを剥がすが、そこには仮面だけが残されており。
メグが仮面掴む。
マダムに手渡す。
で、終了。
非常に興味深い終わり方でした。
マダムとファントムの繋がりを感じさせるラストは、映画版意識かあるいはラミンさんだからラブネバに繋がる伏線を意識したんでしょうかね。
面白い。
けど、ベッドか…。ベッド…?
もうよくわかんなくなってきました。
隠れるならどこでもいっか!
ラミンさんのファントムすごかったからいっか!!
以上、イタリア演出版『オペラ座の怪人』の感想でした!
【終わりに】
とにかく、念願のラミントムを生で観られたのが幸せでした!
キャストも豪華で、劇場も華やかで、歌唱全般とオケのクオリティに大満足!
長々とだらだらと書いてきましたが、以下ハイライトです。
・自嘲ファントム
・子爵様のお尻歩き
・翼の生えたファントム
・首吊りターザン
・You alone can make my song take flight
・ふて寝ファントム
〈結論〉ラウルはサイコパスだった
あ~観に行ってよかった!!
ファントム大好きだし語ることが多くて、そういえばWEでのファントム観劇については一つもブログを書いていませんでした…。ちゃんとキャスト変わるたびに観てます!
少しずつまとめていけたらいいな、と思っています!
それでは!

