Beeの観劇記録✿

ミュージカル大好きなBeeの観劇記録

ロンドンでミュージカル『Mary Poppins』観劇(2022年10月6日)

こんにちは、Beeです!

少し個人的な話。ロンドン生活スタートからようやく1ヵ月。

いろいろと大変なこともありましたが、観劇は3作品目。(コンサート含めたら4回目)

趣味っていいですね。

なかなか悪くないペース。引き続き楽しみます!

 

さて、今回はミュージカル『Mary Poppins』を観てきました!

ロンドンと言えば!な本作。

2004年ロンドンで初演を迎え、その後ブロードウェイや日本でも上演されました。

今ロンドンで上演されているのはリバイバル版。2023年1月に千秋楽が決まっています。

ロンドンが舞台のお話が、ロンドン発のミュージカルになったものを、ロンドンで観る!

前回2022年の日本公演がとっても素晴らしかったこともあり、期待を膨らませて行きましたが…

ちょっとぶっちゃけて感想を書きます…

 

〈目次〉

 

 

【劇場】

『Mary Poppins』が上演されているのはPrince Edward Theatre。

地下鉄のTottenam Court Road駅から徒歩4分。

大英博物館も近くです。ここには載っていませんがすぐ右上のあたり!

エドワード王子劇場」。

劇場2階にはバルコニーがあり、通りを見下ろすことができました!

少しごみごみした通りにあります。

パブがたくさんあって、ソワレ観劇の前には平日なのにもう人が道路に溢れていました。

 

売店の様子。グッズは日本で見たのとだいたい同じかな。

「ブランケットを買うとトートバッグが半額だよ」という割と高価なお得キャンペーンをやっていました。

いつも通りプログラムを購入して2階席へ。

ダンス含め全体の華やかさを観たいな~という気持ちで取った£39(約¥6,240)の席。

期待通り、舞台全体がはっきり見渡せるお得な席だったのですが、目の前にプリプリ筋肉のおじさま2人組がやって来て、結果めちゃめちゃ見づらかったです。(笑)

でも、おじさま2人組で楽しそうに手拍子しているのを見たら、どうでもよくなってきました。(笑)

メリポピって、大人も童心に帰ることができる作品ですものね!

メリポピは開演前の舞台写真NGとのことでしたので、今回は客席からの景色は無しです。

 

【感想】

さあ。

ぶっちゃけます。

 

全然日本の方がよかった。

(笑)

 

あ、小声にします。

 

全然日本の方がよかった。

 

私が日本で観たのは2シーズン目の、濱田めぐみさんメリー&小野田龍之介バートの回だったのですが(バッチリ狙って行った)、

うーん。

まあ、なんというか、ロンドン公演が微妙だったというよりかは、濱めぐさんと小野田さんがいかにすごいのかを思い知った

という方が正しいかもしれません。

 

第一に、『Frozen』観劇の際も触れましたが、「海外ディズニー系演目あるある」で総振りのバラつきが非常に気になりました…。

せっかくいいダンサーがたくさん集まって踊っているのに、そのせいでたぶん迫力3割減くらいになっている。

(2階席から観たから余計に、かもしれませんが、日本で観劇した際は1階最後列だったのでそこは同じ条件かな。)

いやーなんだかもったいない。

オリジナル映画もそうですが、メリーポピンズって、

何が何だか細かいところはよくわからないけど、リズムと音と色の波に飲み込まれていくうちに楽しくなってくる。

個人的にはそこが魅力だな、と思っているんですね。

もちろん「家族の再生」というホロッとさせらるテーマや、子供の頃のときめきを忘れてしまったミスターバンクスの人生、バードレディの存在など、深い要素は盛りだくさん。

でも、「なんでもいいけど楽しくなってきたぞ!」という感覚こそがメリーの魔法かな、と。

舞台って一期一会だから私のこの一回の観劇で舞台そのものを評価することなんてできないけれど、今回の観劇は残念ながらその「メリーの魔法」を感じられなかった…

本当にあくまで今回の、個人の感想ですけど!

客席はめちゃめちゃ盛り上がってましたよ!

老若男女(学校の団体もいたけど、大人が多かった)が幕間や終演後に目をキラキラさせているのはいい光景でした。

私だけ、「…?」の表情。

たぶんね、日本公演が良すぎたんだと思います!(逆に!前向き!)

 

ダンスの他にも、歌も。

今までウエストエンドで7?公演くらい観劇して、DVDやなんかも観ていて、「うわーやっぱりウエストエンドって歌唱レベル高い!」と思っていたのですが、

今回が初めてそう思わなかった…(笑)

なんだろう、やっぱり、歌とダンスが両方っていうのはなかなか難しいんでしょうね?

だったらなおさらダンスシーンもっと仕上げてきてほしい…と思ってしまいました…

もう一度言いますけど、濱めぐさんと小野田さんってやばい!

日本のダンスの統一感ってやばい!

 

以下、よかったところも書きます(笑)

 

まず、ゴリゴリのイギリス英語でメリーポピンズを観られたことがなんだか嬉しかったです。世界観ゴリゴリです。(笑)

メリーやバンクス一家が話すのはポッシュ。

メリーのポッシュは、カチカチ、「さっさっさっ」、な感じで彼女の「何もかもがパーフェクト」な感じを助長するし、子供たちの喋り方も可愛い。

一方でバートや使用人たちは労働階級のコックニーアクセントでした。(ミュージカル界隈で言うと、『マイフェアレディ』のやつです。ヒギンズ教授に矯正される~)

映画を観たときはその辺のことをまったく知らなかったので、私にとっては新しい発見でした。(調べてみたら有名な話っぽい!)

そしてバートの言っていることはほぼ聞き取れなくて悲しかったです…。バート好きなので切なかった…。

コックニーとポッシュで「トマト」と「ポテト」の発音を比較する短い動画があったのでこちらどうぞ。

 

メリーのZizi Strallenさん、ダンスめちゃめちゃ綺麗でした!

 後から調べたら、映画『CATS』のタントミールだそうです!(イギリスのタントミールは日本のカッサンドラというトリッキーな設定を忘れかけてました)

舞台でもディミータを演じていたようです。

 
 
 
 
 
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また、バートのCharlie Stempさんのタップダンスすごいかっこよかったです!『Step in Time』大盛り上がりでした!(繰り返しになりますが全体のバラつきは不可避…)

 
 
 
 
 
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ロバートソンアイのJack Northさんめちゃめちゃ歌上手かった!(ロバートソンアイの存在ってなんなんですか?詳しい方教えてください。)

 

それから、ミスアンドリューの方の声、『オペラ座の怪人』25周年記念DVDでマダムジリー役のLiz Robertsonさんにそっくりだな、と思っていたら、

ご本人でした!(笑)

よく調べて行かないからこういうことになる。思いがけず生で観られて嬉しかったです!

 

【おわりに】

ということで、結論。

ロンドンに旅行して、何のミュージカル観ようかな~?

と思っている方に『Mary Poppins』はおすすめしません。(笑)

特に、日本で観劇して「よかった!」と思っている方は他のものを観た方がいいと思います。(笑)

日本の『メリー・ポピンズ』はいいぞ!!

 

ただ、「ロンドンでロンドンの物語を!」という強い願望がある方は、確かに「ロンドンらしさ」は堪能できるので、ぜひ!

(チケットサイトを見ると、メリポピ、他作品に比べて結構空きがあります。え、それって…

 

余談ですが、バードレディがいるセントポール大聖堂に、私はまだ行ったことがありません。

行ったら写真を追加しようと思います!では!